この作品の最初のレーザーディスクでは、薄暗いシーンでの「ススワタリ」の動きなど、薄暗い部分が黒すぎる画像となって見えにくくなっていた。後年、米国で発売のレーザーディスクではテレビサイズトリミング版であったが、この問題については改善されていた。現在のDVDでは、このような問題はない。
・完成秘話
宮崎は天空の城ラピュタ公開直後の1986年11月に「トトロ」の企画書を提出した。その時点では60分の中編映画として企画されている。制作企画会議において、昭和30年代の貧しい時代のお化けを題材にしているという理由から制作承認を得られなかったが、『火垂るの墓』と2本立てで再度企画にかけられた。「トトロ」は徳間書店、「火垂るの墓」は文庫本の版元である新潮社がそれぞれ出資する形で製作が決定。そして、1988年4月16日に東宝系で日本公開された。観客動員数は約80万人。英語版でのタイトルはMy Neighbor Totoro。封切り時の併映は高畑勲監督作品『火垂るの墓』だった。本作に続いて『火垂るの墓』を見た観客の多くが、あまりのムードの落差にショックを受け、苦情が多く寄せられた。しかし、「となりのトトロ」自体の評価は高く、1989年以降、「金曜ロードショー」(日テレ)では数年に1度(ジブリ最新作公開年の夏が多い)、放映されており、視聴率は毎回23%前後を記録する。そして、2001年9月28日にはブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントより、DVDが発売された。これも、2005年10月31日付オリコンDVDチャートで200週チャートインという記録を達成。さらに記録更新中である。
・都市伝説
先述のように、「となりのトトロ」はあまりに有名な作品なので、パロディとしての都市伝説まで生まれている。そのひとつとして、作品中でさつきとメイの影が途中から無くなっているため、「トトロは死神でサツキとメイは死んでいる」、「トトロは冥界の使者」、「さつきとメイは途中で本当は死んでしまったのだが、 それを父親が、もしも姉妹が生きていたらと思って書いたのがとなりのトトロである」というものがある。もちろん実際には、作画の都合上でカットされただけであり、全くの事実無根である。2007年5月1日には、スタジオジブリ広報部も公式のブログでこれらを否定している。[2]これらの噂は、ごく最近にインターネット上で流れはじめたものらしく、前述のブログよると、2007年のゴールデンウィークの間に「トトロは死神なのですか?」という電話での問い合わせが複数あったという。
